【ポケモン】仲間呼び連鎖 基礎編
この記事は第7世代(サン、ムーン、ウルトラサン、ウルトラムーン)の「乱入バトル(SOS Battle)」、通称「仲間呼びバトル」についての基礎知識をまとめた記事です。
基礎知識、とは書きましたが仲間呼びに共通する知識は全てこの記事にまとめておきます。
仲間呼びとは?
「仲間呼びとは?」なんて見出しにしましたが、これを読んでる人は多分仲間呼びについて最低限の知識はあると思うので詳細は割愛します。
早い話、第7世代における夢特性の入手手段であり、努力値稼ぎ方法であり、ついでに高個体や色違いの確率も上がるお得なバトルです。
努力値稼ぎ:努力値ボーナスについて
1度でも乱入が発生した場合、そのバトルでもらえる努力値はすべて2倍になります。
乱入発生後は最初の1匹目を倒した際の努力値も2倍です。
例えば、ズバットを倒して手に入る努力値はSに+1ですが、乱入発生後は2倍になりSに+2になります。
この2倍ボーナスは「手に入る努力値」に付与される為、パワーアンクル(S+8)を持っている場合は、
(1(ズバット)+8(パワーアンクル))*2(乱入ボーナス)で18、
もしポケルス状態になっている場合は更に2倍で1匹倒すだけで36の努力値を獲得できます。
252振るなら7匹倒せばちょうど振れますね!
第7世代で今も対戦をしている方がどれくらいいるのかは分かりませんが、昔使っていた調整振り用のメモを記載しておくので、なにかのお役に立てば幸いです。
高個体狙い:個体値の仕組み
以降、説明をしやすくする為に「ポケモンが呼び出されたこと」を「連鎖」と表現します。
「1匹呼び出された」は「1連鎖」です。
仲間呼びには連鎖数に応じて個体値に確定でVがつく仕様があります。
具体的には、
1-4連鎖 | 0V確定 |
5-9連鎖 | 1V確定 |
10-19連鎖 | 2V確定 |
20-29連鎖 | 3V確定 |
30連鎖以上 | 4V確定 |
となっています。
余談ですが、どうやらこの個体値処理にはブロックルーチンがかかっているようで5V以上は絶対に出ないようです。
なので、仲間呼びでの最高個体値は4V2Uですね。
また、後述する他の連鎖要素にも関わることですが、SMでは255連鎖で一度オーバーフローし連鎖数がリセットされてしまいます。(例:256連鎖目は0V、270連鎖は2V)
ビビリ玉の仕様や連鎖可能なポケモンの違いだけではなく、この違いも覚えておいたほうが便利かもしれません。
夢特性狙い:夢特性の入手方法
これも個体値と同じく連鎖数に応じて夢特性が出現する可能性が高くなっていく仕様になっています。
1-9連鎖 | 0% |
10-19連鎖 | 5% |
20-29連鎖 | 10% |
30連鎖以上 | 15% |
なぜ微妙に区切りが個体値の判定と異なるのか、これがわからない。
場に出た時に発動するタイプの特性であれば確認も容易ですが、そうでない場合は確認するための技が必要です。
トレースで特性をコピーするのも手ではありますが…連鎖の最中に何度もポケモンの入れ替えをするのは非常に手間でめんどくさいのでオススメしません。
色違い狙い:色違い確率
自分に正直になろう、一番気になっているのはこの項目でしょう?
色違いの出現率も個体値や夢特性同様に連鎖数に応じてボーナスが発生します。
1-9連鎖 | 判定回数+0 |
10-19連鎖 | 判定回数+4 |
20-29連鎖 | 判定回数+8 |
30連鎖以上 | 判定回数+12 |
光るお守りを持っている場合はこれにさらに+2回判定されます。
つまり、30連鎖以上で光るお守りを所持している場合は+14回、15/4096(大体1/273~1/274)の確率で色違いが出現します。
すごい!
光るお守り無しのダイマックスアドベンチャーの色違い率が1/300なので、仲間呼びの高速テンポでダイアド以上の確率での色源泉ができます、超効率的!
連鎖お役立ちポケモンとテクニック
連鎖にお役立ちのポケモンと使い方について解説します。
この項目は「無心でボタン連打して連鎖色厳選をしたい!」方向けです。
毎回「呼ぶポケモン」「呼ばれるポケモン」と記載するのはややこしいので、呼ぶポケモンを「親」、呼ばれるポケモンを「子」と記載します。
どうやって連打だけで連鎖するの?
連打だけで連鎖をする、といっても「下準備」は連打ではできません。あしからず。
本題ですが、連打で連鎖をするということは1つの技を使い続けて、子だけをは倒し、親にはダメージを与えず、PPが尽きないようにする、ということです。
子「だけ」攻撃をする方法
親には効果が無く、子には効果がある技を使うだけです。
といっても、大抵のポケモンは自分と同じ種類のポケモンを呼ぶので、親と子のタイプは同じなので、連打で技を使ってしまうと、仲間を呼ばなかった時に親を倒してしまいます。
では、どうすればいいのか…簡単です。
ポケモンには「タイプを変える技」「タイプを変える特性」が存在します。
大きく分けて子だけを倒し続ける方法は2パターンあります。
パターン1:ゴーストタイプのポケモン
1,特性「へんしょく」のポケモンで親に「スキルスワップ」
2,特性「きもったま」のポケモンで親に「みねうち」
これで親のタイプがノーマルタイプになるので、後はゴーストタイプの攻撃技を連打して子を倒し続けるだけ!
パターン1:ゴーストタイプ以外のポケモン
1,親に「ハロウィン」
これで親のタイプがゴーストタイプになるので、後はノーマルタイプか格闘タイプの攻撃技を連打して子を倒し続けるだけ!
簡単ですね!
オススメポケモンに関しては後述します。
親のPPが尽きないようにする方法
PPがつきてしまうと強制的に「わるあがき」を使用し、反動ダメージで親が倒れてしまいます。
わるあがきは特殊な処理の技となっておりタイプや特性で無効化することができない為、そもそも悪あがきをさせないようにしなければなりません。つまり、親のPPが無限に回復する状態にすれば良いいのです。
親のPPを(擬似的に)無限にする方法
1,特性「しゅうかく」のポケモンで親に「スキルスワップ」
2,特性「トリック」「ギフトパス」で親に「ヒメリのみ」を渡す
これで親のPPが少なくなるとヒメリのみの効果でPPが回復し、その後しゅうかくが発動すれば消費したヒメリのみが復活、擬似的にPPが無限に回復するようになります。
ただし、収穫は晴れていない場合の発動率は50%です。直前のターンに使用したきのみではなく、最後に使用したきのみを拾ってくるので即時発動しなかった場合も問題有りませんが、ものすごく運が悪く収穫が発動しない状態が続いた場合は、わるあがきが出てしまいます。
オススメポケモンに関しては後述します。
攻撃するポケモンのPPが尽きないようにする方法
無心で連打するのであれば、技を一々選び直したりPPを回復したくないですよね。
というわけで、親のポケモンのPPを無限にする方法と近い方法でPPを無限にします。
攻撃するポケモンがスキルスワップを覚える場合
1,親が子を呼ぶまで待つ
2,特性「しゅうかく」のポケモンで子に「スキルスワップ」
3,攻撃するポケモンに交代し、子に「スキルスワップ」
攻撃するポケモンが「なりきり」を覚える場合
1,親を「しゅうかく」にする
3,攻撃するポケモンに交代し、親に「なりきり」
攻撃するポケモンを「しゅうかく」にする
個人的には「プレッシャー」「きんちょうかん」で連鎖確率を上げたい派です。
オススメポケモンに関しては後述します。
オススメポケモンと入手方法
最後にオススメポケモンについて紹介します。
収穫スキスワ&ヒメリトリック要員
ナッシー(どちらのフォルムでもOK)、オーロット
収穫とトリックorギフトパスを両立できるポケモンです。
1匹で親のPPを無限にすることができます。
ナッシー(タマタマ)はレベルアップでギフトパスを、オーロット(ボクレー)は遺伝でギフトパス、教え技でトリックを覚えます。
収穫はどちらも夢特性なので入手方法も書いておきます。
夢特性のナッシー(タマタマ)の入手方法
BW/BW2 | PDW ちいさな森 夢ポイント3000P (現在入手不可) |
XY | アズール湾の草むら 群れバトル |
SM/USUM | ポニの原野、ポニの古道、ナッシー・アイランド 仲間呼び ナッシーは仲間を呼ばないので注意 |
夢特性のオーロット(ボクレー)の入手方法
XY | フレンドサファリ 20番道路 群れバトル |
ORAS | トウカの森(グラカイ戦後/ふれあい限定) |
SM/USUM | メモリアルヒル 仲間呼び |
ハロウィン要員
ドーブル、パンプジン
パンプジンはトリックも覚えるので、ナッシーオーロットにギフトパスやトリックを覚えさせるのがめんどくさい時はパンプジンでもOK!
ドーブルは言わずもがなすべての技を習得可能なので候補に入っています。
etc…
みねうち要員
ゴロンダ等
仲間呼びは親のHPが低ければ低いほど仲間を呼びやすくなるのでみねうち要員は必須です。
肝っ玉とみねうちを両立できるのはゴロンダ系列のみですが、ゴーストタイプでなければ肝っ玉である必要はありませんし、ゴーストタイプであっても一度「水浸し」等でタイプを変えてしまえばみねうちは通るので、ゴロンダ以外のポケモンでも問題なく代用できます。
私はよくみねうちより先にハロウィンを使ってしまうので、いただいたゴロンダを愛用しています。
夢特性のゴロンダ(ヤンチャム)の入手方法
XY | フレンドサファリ |
SM/USUM | 10番道路、11番道路、17番道路 仲間呼び ゴロンダは仲間を呼ばないので注意 |
etc…
連鎖要員
ミュウ、ミュウツー、コジョンド等
誰でもいいっちゃ誰でもいい。
スキルスワップorなりきり+ドレインパンチを覚えるポケモンなら誰でもOK。
静電気、炎の体、等々…接触攻撃に反応する少しめんどくさい特性や、砂嵐、霰のようなスリップダメージも存在する為、連鎖したい相手によって変えるのが吉。
etc…
捕獲要員
ドーブル、キノガッサ等
忘れちゃいけない捕獲要員。せっかく厳選したのにゲットできなきゃ悲しいですよね。
キノコの胞子+峰打ちを覚えるドーブルとガッサがオススメです。ドーブルは水浸しを覚えさせることで、草タイプ相手にも胞子が使えるようになるのがベネ。
etc…
その他
連鎖する相手に合わせて
爆発を封印したい、頑丈を潰したい、浮かせたい…等、相手に応じて用意しておくと便利なポケモンもいます。
個別の解説になってしまうので、他の連鎖解説記事で用途と理由をそれぞれ記載します。
仲間呼び連鎖であれば、これだけの種類のボールから好きなボールを選んで色違いをゲットすることができます!
ビバ!仲間呼びライフ!