【私見】オススメのポケモン映画!
2022年2月からポケモン映画がアマゾンプライムで見放題だ!
1998年公開の第1作「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」から2021年の最新作「劇場版ポケットモンスター ココ」までの長編映画は23作品に加え、劇場で同時上映していた短編映画9作品、名探偵ピカチュウも全て無料で見放題だ!
というわけで(どういうわけ?)個人的な各映画の「ネタバレにならない程度の雑な紹介」をまとめてみました!(性質上、多少のネタバレは含みます、多少は。スマン!)
順番は映画の公開順、とりあえず「長編映画」のみピックアップ!
ポケモン映画紹介!
それぞれ
「総評」…全体的なおすすめ度
「知識」…映画以外のポケモン知識(全般)が無くても楽しめる作品かどうか
「泣き」…泣けるかどうか、というか私が泣いたかどうか
「大人」…大人でも楽しめるかどうか
の4項目で個人的にレビューしています。
(ここでいう大人は、娯楽を冷めた目で見るタイプの大人は除外しときます)
総評が4以上の作品はポケモン詳しくない人にも自身を持ってオススメできます。
ミュウツーの逆襲
ポケモンが社会現象になっていた中制作された、記念すべき第一作!
実は「子供向けの爽やかな冒険活劇を作って欲しい」という偉い人の意見と、「売れるかどうかは別として暗い話を作りたい」という制作側の意見の衝突があったとかなんとか。
色々と大人の事情(製作期間とか予算)があり、偉い人は納得してないままリリースされたらしく、当時は「売れるわけがない」と太鼓判を押されていたとか。
前述した内容で伝わるとおり、この作品はテーマと主題、全体の流れもとても暗いです。
というのも作品の主題が「自己存在の意義、価値観の相違による対立」であるからです。
暗いテーマではありますが、このテーマを最初に扱ったからこそ、「ポケモンはデータではなく生き物」という今のスタイルが確立し継続しているのかもしれません。
劇中ではサトシのとある行動でミュウツーの中での「自己存在の意義と価値」が変わっていく、そんな作品です。
成績優秀で親にも先生にも好かれている反面、悪い点を取ると親にも先生にもがっかりされてしまうような環境で育った子供が、友人に「俺はお前の成績がいいから友達なわけじゃないよ」と言われてそれまでの価値観が崩壊していく、そんな感じです(?)。
またこの作品は劇場版では描かれなかった前日譚が完全版で補完されている作品でもあります。
ご安心ください、プライムビデオ版は「完全版」です。
劇場版と異なり、博士とミュウツーの「弱さ」の部分から始まるストーリーになっています。
幻のポケモン ルギア爆誕
第二作目、「爆誕」って単語めっちゃいいですよね。
ミュウツーの逆襲が「対立」であればルギア爆誕は「共闘と共存」になるかなと。
この作品の何よりの見どころは恐らく「ロケット団と協力する」シーンだと思います。
実はポケモン映画って三作目で終わらせる予定だったらしく、その三作目もそういった立場や種族を超えて皆で力を合わせる…という話があり、もしかしたらそこに向けての伏線だったのかもしれないですね。
三作目に関しては都市伝説とかではないので、今度またどこかの機会で語ります。
この作品は「世界征服」とか「戦争」とかの話ではなく、「コレクションしたい、他の人に迷惑をかけてでも」といった一人の老紳士の我儘と戦う物語です。
結果的にこれが災害や世界の危機として描かれ、サトシ達はそれを止めようとします。
子供が主人公の冒険物語では珍しくない展開かもしれませんが、サトシママからしたら世界の危機よりも息子であるサトシの命が大切ですし、サトシの冒険の目的は世界平和ではなくポケモンマスターです。そういった細かくとも、話が大きくなると見落としがちな部分をしっかり扱ってくれているのも凄い良い作品です!
ちなみにルギアは「映画オリジナルポケモン」としてデザインされていましたが、ゲーム側に逆輸入されたというちょっと変わった経歴を持つポケモンでもあります。
結晶塔の帝王 エンテイ
三作目、今回のテーマは「家族愛」とか「絆」あたりが当てはまるのでしょうか。
この作品以降は初期構想には「無かった」作品になるわけですね。
見たことある人なら伝わると思うけど、下手なこと書くと全部ネタバレになりかねない…うぅ…そんな映画です。
強いて言うのであれば寂しさや不安を抱えた女の子が、外の世界と接触を拒み自分の為だけの世界を作り上げてしまう、そんな物語。
外の世界は危ないことや嫌なこともあるかもしれないけど、外の世界じゃないとたくさんの刺激や友達は得られないよ、というメッセージを感じる作品です。
ポケモン映画に限った話ではないですが、困難や壁に対しては「諦めない!絶対に乗り越える方法はある!」と理想を追い求めますが、仲間なんていらない!嫌なことからは逃げ続ければいい!といった状況に対しては「現実を見て!」と諭すような内容が多いような気がするのは私だけでしょうか?
戦闘シーンも圧巻の迫力で、特にエンテイVSリザードンのシーンはかなりの見応えがあります!
セレビィ 時を超えた遭遇
四作目、映画では何気にミュウと肩を並べて登場回数の多いセレビィが初登場した映画です。
ルギア爆誕と似て非なる理由ですが、ポケモンは物ではなく仲間であるといったメッセージ性が強く出ている作品です。
悪役がロケット団幹部で、環境破壊をして暴れる…今までの作品以上に悪役を悪役として描こうとしたからなのかは分かりませんが、小さい子にとっては少しショッキングなシーンも存在します。
「環境破壊」をテーマに据えているから仕方のないことだとは思いますが、やや内容としては説教じみていると感じる人もいるのかもしれませんん。
前述したショッキングなシーンも含め、そのあたりをなんとなくで誤魔化さずしっかり描写しつつ、ポケモン映画として破綻していないのは流石の一言。
エンディングで驚いた方も多いのではないでしょうか?
私も、夢はずっと大切にしてきたいですね。
水の都の守護神 ラティアスとラティオス
五作目、ここから世代は第3世代へ移ります。
「ポケモン映画で一番良い作品はどれ?」といった話題になった際に必ず多くの人が名前を上げるのがこの映画。
シナリオとしては王道で、ポケモン映画といえば!といった要素をすべて踏まえた作品になっていますが、この作品の一番注目すべきポイントは舞台となっている街、アルトマーレです。
サトシでも、ラティアスでもラティオスでもなく、このアルトマーレをいかに綺麗に見せるか…といったカットが多いように感じます。どのシーンで一時停止しても全て絵として映えている、という表現をするのが正しいのでしょうか?
起承転結もかなり素晴らしく、特に結の部分は秀逸です!
変化球ではなく、ストレートに「ポケモン映画」を一度完成させた、そんな作品です。
七夜の願い星 ジラーチ
六作目、シナリオは良くも悪くもポケモンの映像作品としては普通、普通って表現あんまり好きじゃないんだけどね。
これまでの作品とは少し異なり、悪役の動機が私利私欲に振り切っていない点や、実はその後についてちょっとだけ他の映画で描かれている点が特徴的(後述)。
個人的一番の見所はバトルシーン!
絵コンテに関わっている樋口真嗣氏が、お恥ずかしながら今回の記事を書くにあたって知ったのですが、特撮関係のスペシャリストな方であるらしく、だからこそあんな迫力満点のバトルシーンが描けたんだと気が付きました。
烈空の訪問者 デオキシス
七作目、超コテコテなSF作品。
南極で発見された宇宙から飛来した地球外生命体!
目覚め怒り狂う地球の神様!
最新技術をふんだんに使った街は破壊され、逃げ惑うしかない人々!
自慢のテクノロジーで作られた機械は暴走!
鍵を握るのは…ポケモンにさわれない少年!?
みたいな感じのSFパニックホラー映画の要素がモリモリの作品。
ポケモン映画としての「伝説VS伝説」(デオキシスは幻だけどそういうことではなくてね?)の形式を確立させた作品でもあると思います。
ミュウと波導の勇者ルカリオ
八作目、ジラーチの時に少し触れた「その後」がちょっとだけ描かれている作品。
ポケモン映画としては異色の作品。
ルカリオが喋る…まではまだいいのですが、「波動」という概念、そしてルカリオはポケモンの技ではなく師匠の「波動」を応用した戦い方をするスタイル。
後者はとにかく、今まで人間が異能を振りかざし戦うことの無かったポケモンにおいて「波動」の概念は驚きが大きかったです。
この作品の主人公は間違いなくルカリオです。
かなり見ごたえがあるのですが、裏を返すとルカリオがポケモンである必要も、アーロンが人間である必要もなく、「ポケモンと人間の絆」ではなく「師匠と弟子の絆」といった要素を強く感じます。
そして、その絆を「ポケモンと人間の絆」であるサトシとピカチュウの関係と対になるように描かれるシーンにやや疑問を抱いてしまいますが…ラストのアーロンのセリフで其の辺りは気にならなくなるうるっとは来てしまいました。
ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ
九作目、ごめんなさい辛口です。
ポケモン映画にしては珍しく、サトシとピカチュウではなくヒロインであるハルカとマナフィの物語をベースに置いた映画になっています。
また、海底神殿や船、潜水艇のデザインや悪役のファントムのデザインなど、どことなく小学館、より具体的には映画ドラえもんに近いデザインと雰囲気を感じる作品でした。
マナフィを巡るシナリオ進行や、ポケモン無しでも怪力を発揮する悪役等、かなりテンポもよく見やすいのですが…オチが…。
ディアルガVSパルキアVSダークライ
十作目、アルセウス三部作の第一作。
ゴシック調の建物と巨大な塔、謎解き要素、悪そうなやつが…みたいなみんなだいすきな要素をふんだんに詰め込んだ作品。
なのですが、映画後半は映画のタイトルに偽り無くディアルガVSパルキアの戦闘シーンがかなり多く、2匹がビーム攻撃を放つシーンがむちゃくちゃ多く描かれている気がします。
この作品の一番評価が分かれそうな点は「三部作の第一作」の構造になっているのにそういった情報無しで公開されたところ。
お話としては単体で完結しているので、シナリオ構成ではなくマーケティング的な観点からそういった構造になったのだとは思うが「最初からディアルガとパルキアが喧嘩してて大変」という状態から始まるので、肝心な喧嘩になった理由の部分についてちょっと分かりづらい印象がある。
(その分ダークライと人の関わりや街についての描写が多いので、情報量が少ないというわけではない)
個人的にはもう少し謎解き要素を多めに長く見たかった…!
ギラティナと氷空の花束 シェイミ
十一作目、アルセウス三部作の第二作。
今作も前作同様、詳細な理由が明かされず最初から伝説のポケモンが大暴れしています。
他のポケモン映画での展開って結構「最初は伝説出てこない」「途中から伝説出てくる」「何らかの怒りを買うor相容れず暴れる」みたいなのが多い気がします。
シェイミがめちゃくちゃ可愛いです、ただ人を選ぶ性格?をしているのと最初から最後までシェイミ要素モリモリなので、シェイミの性格が苦手な人にはオススメできないかもしれません。
反転世界(原作で言うところの破れた世界)の描写、世界観ともに素晴らしく、もっと反転世界のシーンを多く見たかったなぁ…という印象。後半は反転世界の描写(反転世界の中に存在する岩とか)が少し少なめだったのが残念。
悪役の動機が「反転世界に魅せられてしまった」という事も含め、もうちょっと反転世界の描写をたくさん見たかった作品。
アルセウス 超克の時空へ
十二作目、アルセウス三部作の最終作。
前述したとおり「他の作品を楽しんでいなくても楽しめる」話の構成にはなっているが、前二作を見ていたほうがプラスアルファで楽しめるため、時間に余裕があるなら先に前二作を見ていたほうがいいと思う。
レジェンズアルセウス発売以降、アルセウスは実はとんでもないやつ、みたいなツイートを見かけますが、この三部作も全部見てほしい、やっぱりとんでもないやつ。
いわゆるタイムスリップして歴史を修正するタイプの作品で、そういった作品にありがちな歴史を修正したことによって発生する矛盾点等も無く綺麗に歴史修正物として作品が完結しているのもかなり面白い!
また、本作の悪役は「アルセウスの力を借りて繁栄した人類を守るために、アルセウス以上の力を求め、もっと人類を反映させる」といった動機で動いており、勧善懲悪のストーリーでも「悪役にも事情がある/悪役にも正義がある」といった構成でもなく、何が悪いのか、どうしてダメなのかの答えを簡単に出すことのできないテーマが主題となっている。
そしてその主題に対しての回答も綺麗な形でまとまっているののが素晴らしい作品。
幻影の覇者 ゾロアーク
十三作目、珍しくタイトルに伝説と幻の要素が入っていない作品。
後にクラウンスイクンを巡る問題が発生するがそれはまた別のお話。
映画でのレギュラーメンバーだったタケシがメインで出た最後の作品?
良くも悪くも冒険のスケールは小さめ、という印象を抱いてしまうのは前作までのスケールが逆に大きすぎたからなのでしょうか?
ネタバレになりかねないのでぼかしますが、とあるポケモンが出てくる際のBGMや演出、其のポケモンとゾロアークに関するシーンが、過去のポケモン映画の物をかなり意識しているものになっていたりします。
ポケモン映画としてはかなり王道かつベターで、この映画が基準になるのかな…?
ビクティニと黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラム
十四作目、ごめんなさい辛口です。
2本立てとなっていますが内容はほぼ同じです。
ポケモンを知らない人からしたら「なんで同じ映画を2つ別々でやってるの?」って感想が出るくらいのは同じです。
2本立てであることはおいておいて、本作はちょっと物語部分が薄く、特に悪役の動機や心情の描写がかなり物足りなく感じました。
別にそんなことしなくても今のままでよくない?
え、それでもう改心するの…?
といった感想が出てしまいました。
レシラム、ゼクロムの出番も多くはなく、伝説のポケモンの活躍を期待している方にも応えられないかもしれません。
ただ、ビクティニの動きはめちゃくちゃ可愛いです!
キュレムVS聖剣士 ケルディオ
十五作目、ちょっと珍しい構成の映画。
この映画の主人公はサトシ達一行ではなくケルディオで、サトシ達一行はケルディオの冒険に着いていく、見守るような役割を担っています。
自分のことだけ考えていた無鉄砲な少年が、自分のことを守ってくれてる大人の大切さに気づいてちょっと成長する、みたいな展開なのですが…ただ…キュレム何も悪くないんですよこの映画…。
ケルディオがキュレムにちょっかいを出した結果、返り討ちにあって、保護者が止めに来たけど保護者も負けて、その姿を見てケルディオが…みたいな話なんです。
ただし、この作品特に終盤の戦闘シーンの描写はめちゃくちゃ良いです!ひたすらかっこいい!
神速のゲノセクト ミュウツー覚醒
十六作目、賛否両論だった印象の作品。
事前の予告等が割とミュウツーの逆襲を意識したようなセリフ等が多くミュウツーファンのテンションを上げつつも、実は別個体でしたという点が結構話題になっていた気がします。
BWシリーズでサトシ君が一度記憶をリセットされているかのような状態になっていたのも、人によっては思うところはあったのかもしれません。
またこの映画発表時点ではメガシンカについても公式情報がなく、ファンの多いミュウツーのデザインがだいぶ変わってしまい、結局覚醒ってなに?といった状態の中公開に近づいていっていた気がします。
(メガミュウツーYは不眠なのでもしかしたら覚醒ってそういう?)
ストーリー構成はシンプルにポケモン映画な感じですが、せっかくゲノセクトを題材にするのであればもっとゲノセクトについても深堀りしてほしかったなぁ…という印象。
居場所がないならどこにいてもいいさ、という某攻略王を思い出す「帰る場所」が一つのテーマになっていたようにも感じますが、せっかくならプラズマ団絡めてNにまで否定されてしまったゲノセクト暗い部分をもっと見たかった…。
個人的には表情をあまり変えないゲノセクトの感情をうまく表現していてかなり好きです。
破壊の繭とディアンシー
十七作目、割と辛口です。
かわいいポケモンが動く映像としてはめちゃくちゃ良いのですが、映画の物語としてみるとう~ん…といった印象の作品。
悪役が暴れる動機も薄く、ポケモン映画というよりもアニポケのどこかの話、偶然ポケモンを怒らせちゃって大変だ!のような内容で、成長物語のような要素は薄めです。
反面、前述したとおりポケモンがかなり可愛らしく動くのと、バトルシーンの描写の迫力がある点はかなり良いのですが…個人的にはそれなら同じシリーズのアニポケXYZの最後の方の話のほうが…。
光輪の超魔神 フーパ
十八作目、めっちゃお祭りです。
「お出まし~」なフーパの映画、フーパの声優さんは山寺宏一さんと釘宮理恵さんで、同じキャラでその二人!?みたいな組み合わせが印象的。
みんな大好き常に一定の高度でバズってるレジギガスが出てくるのもこの映画です。
物語の高層はポケモン映画としては普通の作品、普通の作品が多いからそれが普通なので仕方ないね。
ただ、伝説のポケモンがめちゃくちゃ出てきて、高層ビルもお構いなしに暴れ回る姿は見ていて結構楽しかったです。
とにかくバトルシーンがみたい!って人におすすめです。
ボルケニオンと機巧のマギアナ
十九作目、ポケモン映画の本気を久しぶりに見た。
興行収入ランキング的にはめちゃくちゃ低いが、直近の数作品の物語部分がやや薄く、大人の層が飽きてしまった可能性はあるが…この作品ははちゃめちゃに良い。
みんな大好きスチームパンクの世界でのポケモンと機械の共存を映画いた作品。
産業革命で大量生産と大量消費を繰り返す人間、捨てられた機械、捨てられた物の味方で人間嫌いのボルケニオン、機械でもありポケモンでもあるマギアナ…各キャラクターの配役も完璧です。
巨大空中要塞との戦いも激アツですし、「トレーナーとの信頼でできるメガシンカ」を悪役にそういう形で与えのか!?といった部分も最&高。
世界観に合わせた音楽や、建物などの背景描写等の舞台も全てが完璧でした。
キミにきめた!
二十作目、本作以降の作品はアニポケとは完全に切り離された物語なので、サトシの手持ちとか旅の仲間を知らない状態で映画単品でも100%楽しめます…と言いたいけどキミにきめた!は別。
アニポケ無印第一話のオマージュからはじまるこの作品は、正直子供向けでは有りません。
かつてポケモンを見ていた人、昔からポケモンが好きな人へ向けた「名場面総集編+ボツプロット活用」といった作品です。
なので、見る人によって180度評価が変わってしまう作品です。
みんなの物語
二十一作目、【朗報】ポケモン映画完成する。
大人も子供も、ポケモン詳しい人もそうでない人も全員が楽しめるポケモン映画の最高傑作の一つ。
ジャンルとして作るのが難しい群像劇スタイルの映画ですが、映画前半に張られた伏線を後半で全て回収するという非常に質の高い物語になっています。
登場人物も老若男女多岐にわたりそれぞれがポケモンとの関わり方が異なる…映像作品における「バトルの強さの話題」だけではなく様々な話題が描かれており、「ポケモンがいるのが当たり前の世界で起きる、人間ドラマ」という構造になっています。
この映画を見た後にあなたはきっとこう思います。
「ウソッキー育てようかなぁ…」って。
ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
二十二作目、逆襲のリメイク作品。
ところどころに3世代以降の要素(キャモメ、エナジーボール、BGMがSMのものだったり)していて、そういった原作とは違う点を見つけるのが楽しみの一つになっていた作品。
ストーリーは逆襲と同じで、かつこちらは完全版ではなく劇場版の逆襲をベースにしている。
その為「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」と「ミュウツーの逆襲 完全版」を両方見ることができる環境であれば俄然後者を見る方をオススメしたいので評価無し。
ただ、この作品をズタボロに言っている人をたまに見かけるが、本物も偽物も…って本題のこのテーマでそこまでリメイク版より元の作品をべた褒めするのはどうなの…?とも。
ココ
二十三作目、みんな見てくれ頼む。
テーマは「親子愛」って書くとエンテイ辺りを思い出す人もいるかも知れない。
「へ~今回はザルード喋るんだ…ってえぇ!?」みたいな感想からこの始まる映画だが、どう我慢しても最終的には泣く、泣いちゃう。
ポケモンを下に見ている悪役との対立が描かれるシーンでは、悪役がポケモンを使わないのも新鮮だったし、シナリオ構成上かなり良かった!
ただ、悪役が結構本当に悪いやつなので、ちょっと子供には刺激が強いのかな…?という不安も。
名探偵ピカチュウ
番外。
ポケモンオタクがポケモンオタクのために作った映画。
実写版ということもあって、ポケモンのCGがかな~~り従来のポケモンとは異なる。
しわしわピカチュウとか毛むくじゃらルンパッパとかの画像だけ見て本編敬遠してる人も多そうですが、この作品本当に最高の作品なので見てほしい。
以上!
Tweet!